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September 19, 2004

かけがえのない命を守るためには厳罰化が必要だ!!

最近、日本各地での殺傷事件が連日のようにマスコミで報道され、恐ろしいことに、我々受け取る側にとっても日常化してきてしまった感がある。
互いのトラブルの解決手段として動機が明確なものに加え、直接関係のない幼い子供達やお年寄り、そして深夜に一家全員が被害者となる等、痛たまれない事件も多発している。

今日のように殺傷事件が多発し日常化してしまうと、法的な圧力により、人間が生きていく上での基本的なルールを守らせていく必要がある。犯罪により自身が拘束され相当な責任をとらなければならないことを強く自覚させ、犯罪を犯すことが自身にとって大きくなマイナスとなることが意識できるような強い牽制機能が必要となってくる。

また、本来罰せられなければならないのは加害者である筈が、加害者の権利が必要以上に重要視されている面も多い。「更生の余地がある」等の理由によって減刑されたり、プライバシーが保護されたりである。

自分の都合で人を殺害した加害者に、将来更正して生きていく権利があるのか。何もできずに将来を絶たれてしまった被害者の権利はどうなってしまうのか。被害者はやられ損か。全く不条理な話である。

加害者の明らかな過失によるものや禁治産者の場合は別の話であるが、あまりにも加害者の権利のみが尊重され、犯罪に対する牽制機能が弱いように思えてならない。
 

厳罰化による牽制機能の良い例として、2001(平成13)年の刑法改正と道路交通法の罰則強化等により、交通事故の死者数が下降傾向になってきたことが挙げられる。

悪質・危険な運転行為等により死傷させた場合には,故意犯として重く処罰され、致死罪は「1年以上15年以下の懲役」となった。それ以前は、業務上過失致死傷罪として「1月以上5年以下の懲役もしくは禁錮又は50万円以下の罰金」という信じられない程軽いものであった。
 
交通事故での死者数は、直近でのピーク時の年間11,500人から見ると、2003(平成15)年では、年間約7,700人と大幅に減った。これは罰則強化による効果の表われだとも言える。

しかしそれでも、1日あたり21人以上が交通事故により死亡しているという恐ろしい現実がある。そのうち4人に1人に当たる約2,000人が、本人に全く過失や違反がない被害者だという。一日あたりに換算すると、5人~6人が悪質なドライバーによって命を奪われているのだ。

飲酒運転やスピードの出し過ぎ、自分自身の不注意により、罪のない人を死傷させてしまうことの重大性を軽く考え過ぎているのだ。先の刑法改正と道路交通法の罰則強化が、その重大性の自覚を少しでも高め、牽制機能の役割を果たしたのだと思う。


 今、各地で多発している殺傷事件が、交通事故のように「超日常化」させないためにも、今こそ牽制機能としての「厳罰化」が必要な時だと思う。

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